グリーフケアってなんだろう

初めまして!Gift of Loveの森田藍子です
森田藍子 2021.10.27
誰でも

こんにちは。Gift of Loveの森田藍子です。
Gift of Loveは、グリーフケアを、世界中の人に知ってもらうこと、取り組む人が増えることで、深い悲しみの中にある、愛ゆえに苦しむ人が一人も取り残されない世界をつくるぞ、という気合いでスタートしました。
夢みたいなことを言っているなと思われてしまうかもしれないけれど、私たちは本気です。

このニュースレターでは、グリーフケア、というものをテーマに、お送りします。

初回の今日は、グリーフケアってなんだろう、ということについて。

グリーフケアについて、初めて聞いた、という方も多いかと思います。
でも、このニュースレターを取ってくださったあなたは、グリーフケアを、どこかで聞いたことがあったり、もしかしたらご専門の方なのかも。
そうだとしたら、グリーフケアについてニュースレターを出している森田藍子は何者なんだろうと思っているかもしれません。

私はライフワークとして、15年間、グリーフケアを続けてきました。
最初は、これがグリーフケア、というものだとは知らず、ライターとして、在宅医療のクリニックに、冊子をつくるために取材に行き、患者さんのご家族の話をお伺いしたのが始まりです。

そこから、患者さんご本人や、ご家族の方のお話を聴かせていただくうちに、他のご家族や、ご友人へとご紹介が続いて、今もそれが続いています。

私は今、シンガポール在住なので、ご紹介は海を越え、今はオンラインで、ZOOMでお話を聴くことも多くなりました。

このグリーフケア、というものはそもそも何か、というと…
グリーフケアという言葉は、グリーフ、つまり、深い悲しみや喪失感、という意味であり、ケア、とは、そこに目を向ける、という意味です。

つまり直訳すれば、深い悲しみに目を向けること悲しみに注目すること、ということになります。

人生において、悲しみを全く感じずに生きる、ということは、ありえません。

その最たるものが、死別による悲しみということになるかもしれませんが、それ以外でも、悲しみは、いろんなところにありますよね。

でも、深い悲しみにあるときに、その悲しみとどのように対峙したらいいのか、その悲しみのどん底から道はあるのか、あるとしたら、どんな道を歩むのか、ということについて、私たちは、子どものころから、誰かに教えてもらうわけでもありませんし、自分の経験で学んでいくしかありません。

そして、それについて、よく考えたり、向き合ったりする機会も、あまりないことが多いので、実際に直面すると、大きな戸惑いを覚える方も多いのではないでしょうか。

グリーフケアは、『悲しみに目を向ける』ことから始まります。

そして、スタートは、自分自身から。

なぜならば、人の悲しみに寄り添う時も、私たちは必ず、同時に、自分自身の悲しみと対峙することになるからです。

悲しみは、それ単体で存在するものではなく、その人の大きな願いや希望、大切な人生の物語とつながっています。

叶わなかった願いを、悲しみのまま置き去りしてしまうと、そのエネルギーは膨張し、いろいろな場面で不具合を起こす、ということがあります。

ですから、グリーフケアは、まず自分自身から。
そしてそれは、一人でやるよりも、誰かと一緒に取り組む方が、何百倍も楽で、温かくて、豊かな時間となります。

このニュースレターが、心が揺れるときの、ちょっとしたお守りになれたら…
悲しくなった時に、お母さんがくれた桜色のドロップみたいなものになれたらいいなあという気持ちで送ります。

Gift of Love~世界中の人にグリーフケアを
愛ゆえに苦しむ人を一人も取り残さない世界をつくる

Gift of Love
https://www.giftoflove.global/

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